妊娠中はカフェインを控えなければいけないの?

コーヒー猫アート妊娠すると、まず「お酒・タバコは控えましょう」といわれますが、カフェインはどうでしょう?
私は現在、高齢出産といわれる年齢で出産を控えています。
私の場合、タバコは吸わないし、お酒もすぐやめられましたので大丈夫だったのですが、一番気になったのはカフェインでした。
カフェインは摂取しすぎないようにと気をつけていても、意外といろいろな飲料や食べ物に含まれています。
「どうして摂取しすぎるといけないのか?」「どれぐらいまでなら、摂取してもいいのか?」まとめてみました。

 妊娠中のカフェインの摂りすぎは流産の危険?

そもそも、カフェインの摂りすぎはどうしてダメなのでしょう?
アメリカのカイザー・パーマネンテという健康保険会社の研究チームが、妊娠前と同量のカフェイン入り飲料を妊娠後も飲み続けた1063人の女性を追跡調査したところ、流産の危険性は毎日のカフェイン摂取量に比例することがわかりました。(1996年10月~1998年10月調査)
1日に200ミリグラム(mg)以上のカフェインを摂取する女性は、全くカフェインを取らない女性に比べて、流産の確率が2倍になることが分かりました。
200mgはコーヒーなら220mlのカップで2杯分、炭酸飲料なら350mlの缶で5本分相当になります。
知らないとそれぐらい飲んでしまいそうな量ですね。
カフェインを摂りすぎてはいけないといわれてはいましたが、これは驚きです。

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カフェインは胎児へも悪影響を及ぼす危険性がある?

驚く赤ちゃんカフェインの摂りすぎがいけない理由はそれだけではありません。
過剰摂取は胎児へも悪影響を及ぼす危険性があります。

カフェインの摂りすぎは、カルシウムや鉄分の吸収を阻害します
大事な赤ちゃんのためには、カルシウムや鉄分は妊娠中に必要不可欠な栄養素ですね。
でも、カフェインを摂取すると、尿としてカルシウムを排出してしまい、カルシウムや鉄分の吸収を妨げる働きをしてしまいます。
せっかく摂った栄養素が排出されてしまってはいけませんね。

胎児に十分な栄養や酸素が送られなくなります
カフェインは血管を収縮させる働きがありますので、胎盤への血流を減少させてしまいます。
そうすると、胎児へ酸素・栄養が十分に送られなくなりますので、発育障害や最悪胎児の死亡へとつながると考えられています。

胎児の身体に負担をかけてしまう恐れがあります
摂取したカフェインは胎盤を通過し胎児へ送られます。
胎児のからだはまだ未発達の状態ですので、胎児の代謝能力ではカフェインを代謝することができません。
科学者らの間ではカフェインは胎児に有害だとされていますので、一日の摂取量を守りなるべく摂取は控えましょう。

まとめ

コーヒーを飲む女性カフェインは胎児にとっていいものではないことがわかりました。
妊娠中に摂取してもよいとされているカフェインの摂取量は1日200mgです。
気をつけていても、知らず知らず摂取してしまう場合もありますので、摂取量をしっかり守り大事な赤ちゃんを守りましょう。
コーヒー好きのかたは、コーヒーを控えるのはなかなか大変ですよね。
ノンカフェイン飲料等で代用し、ストレスのないマタニティライフを送りましょう。