腰痛女性妊娠も中期に入り安定期になってくると、お腹もどんどん大きくなってくるので、腰痛もおきやすくなってきます。
腰痛になると、せっかくつわりも終わり動けるようになってきたのに、無理ができなくなって困りますよね。
妊娠中におこる腰痛にはどのような原因があるのでしょうか?
また、腰痛になってしまった場合の対処方法はあるのでしょうか?まとめてみました。

妊娠中の腰痛はなぜおきるの?原因は?

 パソコン女性妊娠初期ではホルモンの分泌が原因
妊娠して3か月ころになると、卵巣ホルモンの一種であるリラキシンというホルモンが分泌され、胎児が出産のときに狭い骨盤を通れるように、関節や靭帯をゆるめる作用をします。
このホルモンは、3カ月頃から増え、4カ月頃(12週)でピークを迎えますが、6カ月(20週)以降は低下し、7カ月(24週)までは横ばいになります。妊娠後期にもまた増えますので、このころ腰痛になる人も多くいます。
体重の増加による姿勢の変化
妊娠すると、どんどんお腹が大きくなり10㎏前後体重が増加します。お腹やからだが重くなってくることで骨盤や腰椎が前方へ傾き、重心が前方へ変わっていき、無意識のうちに姿勢が変わっていきます。
背中の筋肉が大きなお腹を支えることでバランスをとっていて、背中は常に張った状態になっているので腰痛はおこります。
まずは、姿勢に気をつけ、背筋を伸ばしたり、温めたりしてみるといいでしょう。
疲れが原因の腰痛(頭の緊張や目の疲れなど)
日頃からパソコンで仕事をしている人や、妊娠してテレビや携帯の時間が増えた人は目や頭(脳)が疲れやすくなります。
頭が緊張したり眼精疲労などがおきると、骨盤が硬直して腰自体が痛むことがあります。
疲れたときは、頭(脳)や目も休ませましょう。
その他、腰痛は心理的なことからもおこります。不安に感じることで、からだがこわばり、腰や肩まで収縮してしまいます。
心配なことはパートナーやお医者さんに相談し、リラックスして過ごしましょう。

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妊娠中の腰痛の対処方法とは?

 ヨガ女性妊娠中の腰痛はつらいですよね。なるべく痛まないようにしたいものです。
腰が痛いときはどうしたらいいのでしょうか?
●重いものはなるべく持たない
重いものを持つときは手伝ってもらうのが一番ですが、持たなければいけないときは、重心をゆっくり移動し急に持ち上げないようにしましょう。
●骨盤ベルトを使い負担を軽くする
腰痛がつらいときは骨盤ベルトを使用するとよいでしょう。
骨盤ベルトは、骨盤の中央、前部、太ももの張っているところの3点をベルトで巻き使用します。骨盤のゆるみや歪み防止、便秘解消にも効果があります。
※骨盤ベルトは使用方法を誤ると胎児に影響がでることもありますので、わからないときは医師や助産師さんに相談してみましょう。
お風呂女性●適度な運動をしてからだを動かす
腰痛は筋肉が張っていることが原因でおこります。
妊娠初期は運動できないことも多いですが、安定期に入ってきたら、ヨガやストレッチなどのエクササイズで筋肉をほぐしてあげましょう。
また、妊娠中期から可能な運動に、マタニティスイミングがあります。マタニティスイミングは水力を使って移動するので、普通に運動するよりも体力を必要としません。興味のある人はチャレンジしてみましょう。
その他、痛いときはゆっくりすることも大事です。湯船にゆっくりつかったり、マッサージをして筋肉をほぐしましょう。
また、いずれも腰痛がひどいときや体調が悪いときは無理せず休みましょう。

まとめ

家族 (5)妊娠中は、ホルモンの影響やお腹が大きくなってくるので腰痛はおこりやすくなります。

腰痛は、筋肉が張ることが原因でおこりますので、腰痛にならないように日常生活で工夫してみましょう。もし痛くて動けない場合は、無理せず休みましょう。

また、妊娠中は胎児への影響を考えて湿布薬などの薬は制限する必要があります。痛くて薬が必要な場合は、必ず使用する前に医師に相談しましょう。
腰痛で動けないときは、パートナーや家族に協力してもらいリラックスした生活を心がけることが大切ですね。