? (2)高齢出産の年齢で出産を控えているさとうです。
私も妊娠中期になって体調が安定してきている反面、からだのだるさや頭痛、むくみなどの症状に悩まされています。
むくみがおきると、からだもだるく感じてきて悪循環ですよね。
妊娠中は約30%の人がむくみに悩まされるようです。
なぜ、妊娠中はむくみがでるのでしょう?また、対処法はあるのでしょうか?
まとめてみました。

妊娠中はなぜむくみがでるのか?

 お腹が大きい女性イラスト妊娠をすると、12週目あたりから体内の血液が増えてきます。
34週目にもなると、通常時よりもなんと約40~50%も血液量が増えます。
血液量が増えるといっても、血液全体が増えているわけではなく「血漿(けっしょう)」と呼ばれる液体が増えていくのですが、血漿には血球などの細胞は含まれておらず、90%以上が水なのです。
90%以上が水ということは、血液は水分が多くサラサラの状態ですので、血管をスムーズに流れ、血栓を防ぐことができます。
また、胎盤の循環も良くなるので、赤ちゃんにも栄養が届きやすくなります。
その反面、血液中の水分が増えるということは、全身がむくみやすい状態になります。
さらに、赤ちゃんが大きくなってくると重みで足の付け根の太い血管が圧迫されて、むくんでしまうこともあります。
妊娠後期になるにしたがって足のむくみに悩んでいる人が多いのは、それらが原因のようです。
妊娠中のお母さんは、赤ちゃんの分の「酸素」や「栄養」「老廃物」を運ばなければいけないので、思っているよりからだに負担がかかっているのですね。

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妊娠中にむくみのある症状の人とない人がいるのはなぜ?

 冷え性妊娠中、むくみに悩まされる人は約30%といわれていますが、どんな人がむくみやすい人なのでしょうか?
むくみは細胞の間に過剰に水が溜まることでおきるのですが、もともと長時間同じ姿勢でいることの多い人はむくみやすくなります。
デスクワークの方や立ち仕事の方などは、むくみやすい傾向にあるようです。
妊娠前でも夕方になると足がむくむことがあるように、長い間同じ姿勢でいると、血管周囲の筋肉が収縮しづらいので、血液の循環が悪くなりむくみやすくなるのです。
他にむくみやすい傾向にある人は、高齢出産の方、冷え性や運動不足の方もむくみやすいです。
原因は、体の機能の低下で、体内の水分をうまく逃がすことができなくなっているからです。

妊娠中のむくみ、対策方法はあるの?

 家族 (4)妊娠中は、いろいろからだに変化があるので大変ですよね。
私は、妊婦検診で「足はむくんでない?」といつも聞かれていたので、ちょっと気になっていたのですが、あまり気にしすぎるのもよくないようです。
妊娠中はおこりやすい症状ですし、出産後は自然に治ります。
むくみが気になる場合は、適度な運動をして血液の循環をよくしたり、寝る前は足を高くして寝たりするなどして改善していきましょう。
また、もともと冷え性の方はからだを冷やさないように注意しましょう。ふくらはぎのマッサージも効果的です。
高血圧防止と同様に、食事も塩分は控え、水分をしっかりとることも大事です。
からだのむくみは、日頃から規則正しい生活を送ることで改善できます。
むくみが気になったときは、これらのことに気をつけ、楽しいマタニティライフを目指しましょう。