妊娠したい女性ならご存知の方も多いかもしれませんが、あまり聞きなれない栄養素の一つに葉酸という栄養素があることはご存知でしょうか。
実はこの葉酸、妊娠前や妊娠初期には特に必要な栄養素なんです。
でも、310momが1度目に妊娠した時は、まだ妊娠前から葉酸が必要なことを知りませんでした。
妊娠発覚後、急いでサプリを飲み始めましたが、結果は流産という結果に・・・。
実際、流産と葉酸を飲んでいなかったことは直接関係ないとは思いますが、もっと早く知っておけば結果は違っていたのかなと思うと、早く知っておけばよかったと後悔しています。
今回はそんな妊娠には大切な葉酸について調べてみました。

葉酸とはどんな栄養素なのでしょうか?

バランスよい食事

葉酸とは、水溶性のビタミンB群の一種になり、人の体を正常に働かせるために欠かせない栄養素になります。

そのため、とくに妊娠初期(4週~12週)の胎児の細胞分裂がさかんな時期は、この時期に葉酸不足を起こすと胎児に神経障害が起こりやすくなるといわれています。
妊娠初期は赤ちゃんが大きくなるために大事な時期ですので、DNAを構成している核酸やたんぱく質の合成を促進するき働きがあり、十分な摂取量が必要になってきます。
一般的に成人男女が1日に必要な摂取量が200μgなのに対し、妊婦:1日400μgも必要とされています。
ということは、妊娠中の女性は成人男女の倍の葉酸を摂取しなければならないですよね。
そのため、たくさん摂取しなければならないのに、食事だけでは足りないといわれています。

現在では、その必要性が少しずつ浸透してきていて、妊娠中でも摂取可能なサプリメントが出ていますので、食べ物で栄養を摂りながら、足りない分はサプリで上手に補うことがよいとされています。

310momは、1度目の妊娠時は葉酸サプリの存在を知らず飲用してしていませんでしたが、流産を経験することで、その後は栄養に気をつけながら食品を選びサプリも毎日欠かさず摂取することにしました。
食べ物だけで毎日400μgの量を摂取するのは大変でしたので、サプリはとても重宝しました。
葉酸はとくに妊娠初期に必要だとされておりますが、妊娠初期以降も栄養不足を補うために、サプリメントで毎日200μg摂取していました。

葉酸は妊娠前の妊活中から必要な栄養素

ほうれん草葉酸は、人の体を正常に働かせるために欠かせない栄養素でもあるため、妊娠初期の女性だけに必要というわけではありません。
「もしかして妊娠したかも・・・」と思ったときには、すでに2~3か月に入っています。

妊娠が発覚している頃には、すでに妊娠初期の段階ですので、妊活中からの準備が必要ということになります。

妊娠する1か月前から妊娠12週までの間に葉酸を1日400μg摂取すれば、神経管閉鎖障害児の出生リスクを70%軽減することができるというデータがありますので、妊娠初期の心配を軽減するためにも妊活中は早めの準備が必要になってきますね。

では、葉酸は妊娠初期以降は必要ではないのでしょうか?
妊娠中、とくに妊娠初期(4週~12週)は胎児の細胞分裂がさかんな時期ですので、成人の2倍の400μg必要ですが、授乳期は280μg必要だと言われております。
葉酸は、妊娠初期後も必要な栄養素に変わりはありませんので、摂取するよう心がけて食事をし、足りない分はサプリメントで補いましょう。

アメリカでは葉酸は当たり前?!日本人は葉酸の必要性をまだ知らない・・・

外人妊婦日本では、2000年12月から厚生労働省から1日400μgの摂取が望ましいとの報道がありましたが、それから10年以上経った今でも、まだ葉酸の必要性がそれほど浸透していないような気がします。

では、他の国はどうでしょうか。

サプリメント大国でも知られているアメリカでは、1992年から「妊娠する可能性のある女性は、葉酸を1日400μg摂取しよう」という勧告文が発表されています。

欧米諸国では、日本よりかなり前から先天異常児の発症リスク低減に努力しているようです。

日本でも妊活中の女性だけでなく、多くの人が知っておかなければならないことの一つようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

葉酸は妊活中、妊娠中の方には、とても重要な栄養素です。
とくに妊娠を望んでいる方は、妊娠する前からの摂取がいいとされておりますので、妊活中から積極的に摂取していくことが大事です。
葉酸は、毎日400μgの摂取はなかなか難しくもありますので、食べ物だけでは摂取できない場合は、サプリメントで上手に補いましょう。
日々のちょっとした心がけが、先天異常児の発症リスクを減らすことにつながりますよ。